仕事について

《着物の未来をつなぐ、循環型ビジネスの挑戦》私たちは「眠っている着物に、新たな役割を与える」ことをテーマに、事業を展開しています。きっかけは、着付師として活動していた際に多くのお客様からいただいた声でした。「母や祖母の着物を整理したいけれど、売るのも捨てるのも申し訳なくて迷っている」——そのような思いを抱える方が非常に多いことに気づいたのです。調査によると、日本全国には約3,000万点もの着物がタンスに眠っていると言われています。私たちは、この“眠っている着物”をどう活用するかを軸に、以下の2つのプロジェクトを展開しています。

【KIMONO CLOSET】
「家の着物どうしよう？」に対する解決策の主流は「売る」か「捨てる」か。しかし、私たちはそのどちらでもない《第三の選択肢》を提案しています。それが、「誰かに使ってもらう」という価値の循環です。KIMONO CLOSETは、着物のシェアリングサービスを通じて、タンスに眠る着物を必要とする人へと橋渡しする仕組みです。個人の想いが詰まった着物が、別の誰かの特別な瞬間に寄り添う——そんな温かな循環を社会に広げることを目指しています。

【DAIDAI】
DAIDAIは、着物を現代のライフスタイルに合う形で再構築し、次世代へと受け継ぐラグジュアリーブランドです。伝統的な価値を守りながらも、新たな視点でデザイン・表現を行い、百貨店での催事や海外展開を視野にブランド構築を進めています。「代々（DAIDAI）受け継がれるもの」として、着物の魅力が世代や国境を越えて届くことを目指しています。

*********私たちの事業は、地域に眠る資源を活かし、文化的価値を次世代へと継承していく挑戦です。単なるリサイクルではなく、想いと伝統が循環する、新しい仕組みの創出。着物の未来をつなぐこの取り組みが、多くの方々の心に響き、新たな可能性を広げていくことを願っています。
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当時はまさか自分が着物の世界に入るとは想像もしていませんでした。学生の頃は取り立てて人より優れた点や情熱を注げるものはなくただただ「楽しく」学生生活を過ごしていました。それでも私が今、人生をかけてやり遂げたい使命を見つけられたのは、「目の前の事に全力で取り組んできた」結果だと思います。100％で臨んだ先に（その結果が例え自分の望んだものでなかったとしても）次に進むべき扉は見えてくると信じています。その積み重ねで、少しづつ少しづつ自分だけの道が創られていくのだと思います。今は明確な「何か」がなくても、自分で一生懸命考え抜いて行動をした先には必ず道は拓けます！